2016/02/21

『ガイアノーツ/131 パールシルバー』をラッカー・クリアー・コートする場合のF1プラモ金属地表現に用いる

『ガイアノーツ/131 パールシルバー』をラッカー・クリアー・コートする場合のF1プラモ金属地表現に用いる



1/20F1プラモデルにおいて、フジミMP4-27のカウルや、フェラーリ312Tシリーズのウイング等、金属地を表現した塗装の上に、模型用ラッカー・クリアーでオーバー・コートしたい場合もあるのだが、GSIクレオスやガイアノーツの、8番シルバーやEXシルバー等の、一般的なシルバー塗料や、メッキシルバー系塗料の上にクリアー・コートを行うと、金属感が損なわれてしまうと云う問題がある。

『gaianotes/131 パールシルバー』は、『ビスマス系パール』と云う、反射力が強く、EXクリアーやスーパークリアー3等の模型用ラッカー塗料をコートしても、金属感が損なわれない性質の塗料であるらしいので、実際に吹き付けテストを行った。

希釈は同社『T-09m メタリックマスター』で行った。




塗料自体は、テレビの通信販売や、葬式で見かける真珠玉の色に近く思える。




先ず『ガイアノーツ/EXブラック』を吹き付け。なるべくツヤが出るように塗装した。




次に『パールシルバー』を吹き付け。いい意味で"真珠感"のない、キメ細やかなシルバーである。






次に『ガイアノーツ/EXクリアー』でオーバー・コート。表面の金属感は、コート前と全く変わらない。
むしろクリアー・コートを行っても、表面の金属感に変化がないので、クリアーの吹き付け加減が判りづらいと云う、うれしい悩みもあった。




左側のマスキング・テープが反射している。




此度は簡易的に下地を作り、レビューを行ったが、中々の金属感を出す事ができた。下地を作り込めば、より反射する塗装面が得られるであろう。
金属地塗装部分に模型用ラッカー・クリアーでオーバー・コートを行う場合の塗料選択は、私は『gaianotes/131 パールシルバー』でキマリである。

フジミのF1プラモデルは製作を避けていたが、此度の結果から、MP4-27は是非製作したいと考えている。