-- 片山右京 --
片山右京がドライヴしていた頃は、私がもっともF1を熱心に見ていた時期であり、私がもっとも好きな日本人ドライヴァーでもある。
タミヤのティレル023は今やなかなかに希少なキットではあるが、たまたまストックがあり、問題であったデカールも、シュンコー・モデルの良質なものが手に入ったので、製作に取り掛かる事とした。
デカールは質のよいシルク・スクリーン製で、フォントや色味も良好。
購入した店舗は大阪は梅田にある『モデルガレージ・ロム』。F1プラモデル・デカールの品揃えは、国内でもトップ・クラスではないかと思われる。
-- 部品の下拵え --
部品の下拵えを行う。
スリーエム社の『スポンジ研磨材』。
ガイアノーツの『マイクロセラブレード』。
今はデザイン・ナイフも多くのカラ・バリがあるので、変わった色を選ぶとたのしい。
特に理由はないが、青をチョイス。
基本的に、研ぎ出しを行うパーツの処理にはポリエステル・パテを使い、
その他パーツにはタミヤ・パテを用いる。
ホイールのリムのめくれは目立つので、キッチリと処理する。
ケースに固定するためのナットを仕込む。
研ぎ出しを行うパーツは#1200、その他パーツは#1000のサフで仕上げる。サーフェイサー吹きは、まず一度でキマる事はないので、ある程度の所でさっさと一度吹いた方が体感的に早く仕上がる。
スジボリは『BMCタガネ0.2mm』を用いた。私の考えるF1プラモデルの第一のディテール・アップは、スジボリである。
穴もクリアー・コートの厚みを考え、コンマ2mm拡げておく。
サーフェイサーを吹き、問題が見つかった場所を再度修正し、塗装に備える。