作業時間 計15時間
習作として、「マスターモデラーズ」第三号所収の平野義高作を参考に情景を製作する。
フィギュアは同作品で用いられているDragon 6091”アンブッシュ・アット・ポトー” を使用。
ミリタリーフィギュアブログ「模型慕情」においても、ドラゴンフィギュアのベスト4に選出された、
名作の誉れ高き製品である。
-- フィギュア、A氏の塗装 --
ミリタリーフィギュアの塗装にはタミヤエナメル塗料を愛用している。乾きが遅く、塗料の伸びの良い、
あの平野義高氏も使用している優れた塗料である。入手性もよく、模型用塗料の中では安価であり、
全力で御薦めしたい逸品である。パッケージデザインも最高である。
ヘッドはyosciの平野氏原型スペアヘッド(左上)を用いた。平野氏原型のヘッドは、顔の凹凸が大きく取られており、
非常に筆を置き易い造形である。箱絵の塗装も、豪快ゆえに色の置き方の参考に重宝した。
フィギュア、特に顔の塗装は、塗料を薄める事が肝要だと感じた。塗料が濃く、ドライブラシ状態
で塗装してしまうと塗面が荒れてしまうため、塗料は薄め、ティッシュで拭い含有量を調節してから
塗装を行った。
塗装の際は、写真のような木材の持ち手をつけると塗装が格段にしやすくなる。「東急ハンズ」で購めた。
ピーパターン迷彩は、
地色にカーキ+フラットアースを塗り、デッキタンを加えた色で明部を塗り、以降の迷彩を書き込んだ。
ベージュはフラットフレッシュ+デッキタン、ダークグリーンはフラットブラウン+RLMグレイ、グリーンは
イエローグリーン+デッキタン。
黒部分はジャーマングレイ、木部は黒下地にデザートイエローをムラを出して塗り、さらに同色にオレンジ
を加えた色をムラを出して塗装した。
艶は最後にMrカラーのC182スーパークリアーつや消しのエアブラシ吹きで抑えた。ちなみにガイアノーツの
フラットクリアーは、ガサガサのつや消しではない。
モールド部分は薄めたジャーマングレイで描いた。A氏はモールドがきりッとしている。