ジオラマ「ドイツ・アフリカ軍団(タイトル未定)」 1/35 製作(4)
作業時間 6.0時間 + 11.5時間 計 17.5時間
-- ベース製作 --
飾り台は 川合木工所/飾り台正方形P-9を使用。Amazonにも取扱いがあり、入手しやすい製品。
ワシン/ウッドオイルを筆塗り。薄めの色合いが好みなので、説明書き通りでは無く、一度塗りでフィニッシュ。
折角の一枚板なので、上面の木目が見える仕上げにする。タミヤの3mmスチレンボードを舞台の形に合わせて切り出す。
かような形状にする事で、デッド・スペースへの小物配置、レイアウトにも困らないと云う利点がある。
配置を確認し、フィギュア接地用の金属線をベースに差し込む。
ドフィックス/カベ補修材室内用とシーナリーサンドを同量混ぜたものに、水、木工用ボンドを加えたパテを
ベースに盛り付ける。
少し乾いたら、小石を配置する。置き方が不自然にならないように気を付ける。
草は麻ヒモをほぐしたものを木工用ボンドでイモ付けした。植えて接着剤が乾燥後に、草が不自然に
見えぬよう、ハサミを入れた。
ベースは、タミヤアクリルのデザートイエロー、ニュートラルグレイ、レッドブラウン、バフの四色を混色し、
エアブラシで吹き付けた。草はカーキ。色調に幅を持たせると奥行が出る。上にタミヤエナメルのフラットホワイトとバフを
混ぜた明るい土色をドライ・ブラシするので、色幅は多少大げさに付けた方が単調にならない。
ドライブラシを終えた状態。砂漠と云うと、砂一面の風景を想像していたが、
北アフリカの戦場写真を見ると、存外に草や大きな石が多い。
-- キューベルワーゲンの塗装 --
木部は下地にタンを塗装後、デザートイエローとオレンジを混ぜたものを薄く塗り重ねた。
シートはカーキとタンを混ぜた色を下地に、デッキタンをドライ・ブラシ。私は色調を纏めるため、ミリタリー・モデルの塗装には基本的にブラックを用いず、
一番暗い色でもジャーマングレイを使用している。今回はさらに砂埃を被った状態を表現する為に、
指定色を塗る段階でデザートイエローを混ぜて塗装した。
基本色の塗装後、フィルタリングにタミヤエナメルのジャーマングレイ、レッドブラウン、カーキドラブの混色を約十倍に薄め凹部に塗り、立体感を強調した。
ナンバー・プレートや足廻りはタミヤアクリルのタンを約十倍に薄めた色で砂埃を被った状態を表現した。
今回はパステルは一切使用しなかった。