筆塗りによるカラー・モジュレーション塗装『TAMIYA 1/48 三号突撃砲G型』
総製作時間 約10時間
-- タミヤ・アクリル筆塗りによるカラー・モジュレーション塗装 --
今夜はタミヤ・アクリル筆塗りによるカラー・モジュレーションの手順についてご紹介したい。
カラー・モジュレーション塗装は、一般的にはエア・ブラシ塗装によるものと思われていると私は感じるが、此度は筆による塗装でカラー・モジュレーションを行った。
キットは『TAMIYA 32540 1/48 ドイツ陸軍 III号突撃砲G型 初期型』を用いた。
同社1/35の製品よりも設計が新しいため組みたてが容易であり、履帯がプラスチック製の部分連結式なので、自然な弛みが出せ、フィギュアを乗せぬのであれば、1/48のものが好みである。サイズも筆塗りに適していると感じる。
一瞬で組みあがる。数か所押し出しピン痕をタミヤパテで埋めたが、他はいじらずとも綺麗に仕上がる。
塗装だが、先ずはXF-9ハルレッドを全面に塗装する。この塗装がもっとも時間がかかるので、使えるかたは缶スプレーを用いても良いだろう。
雨垂れの方向を意識し、単一方向に筆を動かす。
手間がかかるが、完成後に下地のプラスチックが覗くと台無しなので、丁寧に塗装しておきたい。
履帯はXF-63とXF-59を半々に割った色を、下地色が残るよう、薄めてむらむらッと塗装する。
次に、車体色であるダークイエローを『XF-59デザートイエロー』を用いて、ドライ・ブラシの要領で、転輪の中心を中心に、極力タイヤのゴム部分にかからぬように、がさがさッと塗装する。適当に塗っても雰囲気が出、かつ私は足廻りは完成後にそこまで気にならぬので、イージーに考え、イージーに仕上げている。完成写真もタイヤ部分に車体色が盛大にはみ出しているが、如何だろうか。
つぎに車体色を塗装する。XF-60は緑味がきつく感じるので、ドイツ車輛のダークイエローには、XF-59をチョイスしている。
履帯の奥は見えないので、適当に塗っている。
はじめは完成が不安になる色合いだが、薄く回数を重ねて塗装する。
「乾く前に上塗りしない」事がコツである。
履帯の奥は下地を残し気味に仕上げる。
一色目の塗装が完了。ここからカラー・モジュレーション塗装に取り掛かる。
二色目はXF-55とXF-59を半々で割った色を、面の約2/3に塗装する。垂直面は上側2/3を、水平面は前側2/3を塗る。斜面は角度によって決める。
二色目の塗装が完了。
最後に小物を塗装し、めでたく完成である。黒はブラックを使わずに、色なじみのよいジャーマングレイを塗装する。あえて下地の色味を残すよう、薄めて「色を付ける」感覚で塗装する。とにかく、ベタ一色で塗られている面を減らすことが、戦車モデルのリアル感を出すコツであると感じている。
-- 完成ギャラリー --
総製作時間 約10時間
-- タミヤ・アクリル筆塗りによるカラー・モジュレーション塗装 --
今夜はタミヤ・アクリル筆塗りによるカラー・モジュレーションの手順についてご紹介したい。
カラー・モジュレーション塗装は、一般的にはエア・ブラシ塗装によるものと思われていると私は感じるが、此度は筆による塗装でカラー・モジュレーションを行った。
キットは『TAMIYA 32540 1/48 ドイツ陸軍 III号突撃砲G型 初期型』を用いた。
同社1/35の製品よりも設計が新しいため組みたてが容易であり、履帯がプラスチック製の部分連結式なので、自然な弛みが出せ、フィギュアを乗せぬのであれば、1/48のものが好みである。サイズも筆塗りに適していると感じる。
一瞬で組みあがる。数か所押し出しピン痕をタミヤパテで埋めたが、他はいじらずとも綺麗に仕上がる。
塗装だが、先ずはXF-9ハルレッドを全面に塗装する。この塗装がもっとも時間がかかるので、使えるかたは缶スプレーを用いても良いだろう。
雨垂れの方向を意識し、単一方向に筆を動かす。
手間がかかるが、完成後に下地のプラスチックが覗くと台無しなので、丁寧に塗装しておきたい。
履帯はXF-63とXF-59を半々に割った色を、下地色が残るよう、薄めてむらむらッと塗装する。
次に、車体色であるダークイエローを『XF-59デザートイエロー』を用いて、ドライ・ブラシの要領で、転輪の中心を中心に、極力タイヤのゴム部分にかからぬように、がさがさッと塗装する。適当に塗っても雰囲気が出、かつ私は足廻りは完成後にそこまで気にならぬので、イージーに考え、イージーに仕上げている。完成写真もタイヤ部分に車体色が盛大にはみ出しているが、如何だろうか。
つぎに車体色を塗装する。XF-60は緑味がきつく感じるので、ドイツ車輛のダークイエローには、XF-59をチョイスしている。
履帯の奥は見えないので、適当に塗っている。
はじめは完成が不安になる色合いだが、薄く回数を重ねて塗装する。
「乾く前に上塗りしない」事がコツである。
履帯の奥は下地を残し気味に仕上げる。
一色目の塗装が完了。ここからカラー・モジュレーション塗装に取り掛かる。
二色目はXF-55とXF-59を半々で割った色を、面の約2/3に塗装する。垂直面は上側2/3を、水平面は前側2/3を塗る。斜面は角度によって決める。
二色目の塗装が完了。
三色目はXF-2とXF-15を半々で割った色を、面の約1/3に塗装する。垂直面は上側1/3を、水平面は前側1/3を塗る。斜面は角度によって決める。
基本色の塗装は完了である。
最後に小物を塗装し、めでたく完成である。黒はブラックを使わずに、色なじみのよいジャーマングレイを塗装する。あえて下地の色味を残すよう、薄めて「色を付ける」感覚で塗装する。とにかく、ベタ一色で塗られている面を減らすことが、戦車モデルのリアル感を出すコツであると感じている。
-- 完成ギャラリー --