2016/05/05

EBBRO 20011 Team Lotus type 88 (1981) 製作 (4)

EBBRO 20011 1/20 Team Lotus type 88 (1981) 製作 (4)



製作時間 5.0時間 + 12.5時間 計 17.5時間


-- カウル塗装パート2 --


先ず、此度のロータス88のカウル塗装に、パール塗料をチョイスした理由だが、第一に模型用ラッカー系クリアー、つまりは毎度使用している『ガイアノーツ/EXクリアー』にて塗膜をコートした場合に、金属感が失われないのがパール塗料だった事がある。模型用の一般的なメッキ調塗料は、模型用ラッカー系塗料でクリアー・コートすると、金属感が失われてしまう性質を持つ。

また、実車がメタリック・カラーの場合は、当たり前だが、実車と全く同じ塗料を縮尺されたプラモデルに塗装すると、塗料の粒子が物凄く大きくなってしまう。つまり、実車と同じ金属粒子の雰囲気を出すためには、1/20なり、1/24なりに金属粒子が細かいものを使用した方がよいと云う私の考えから、メタリック塗料よりも金属粒子の細かい、パール塗料をチョイスしたのである。

エセックス・ブルー・メタリックは、私の知る限りでは、模型用の専用塗料はメーカーからリリースされていないので、色味は余り気にせずに、単純に市販のパール・ブルーをそのまま吹き付ける事にした。
色味の雰囲気は写真で見る実車とは異なる気もするが、金属粒子の細かさだけで云えば、パール塗装と云う選択も悪くはないと思い、塗装した次第である。


塗装順序としては、下地をEXブラックで整えた後に、
→ 『GSIクレオス/XC05サファイアブルー』
→ EXクリアー
→ サイド・パネルのパールシルバーを非塗装部分をマスキング
→ EXブラック
→ 『ガイアノーツ/131パールシルバー』
→ マスキングを剥がす
→ EXクリアー
の順となる。




EXクリアーでコートしたカウル表面。パール塗料はラッカー系クリアーでコートしても、輝きが失われぬ特長がある。




下地に黒を敷くのが手間だが、ラッカー系塗料でクリアー・コートを行う場合のメッキ調表現には、『ガイアノーツ/131パールシルバー』は現時点では良い選択ではないだろうか。




EXクリアーにてコート後の塗装表面である。メッキ・シルバーとまでは行かないが、まずまずの映り込みである。




ホイールは『GSIクレオス/メッキシルバー』で塗装後、マスキングを行い、サファイアブルーを塗装。




裏側は同社丸型マスキング・シートで覆った。




漏れないようラップで巻き、




EXブラックを敷いてサファイアブルーを吹き付け、マスキングを剥がし完成。




塗膜を乾燥させ、デカール貼りに備える。