2018/03/15

TAMIYA 20068 フェラーリSF70H 製作 (1)

TAMIYA 20068 1/20 フェラーリSF70H 製作 (1)


-- 2018年のタミヤF1プラモデル --

2018年、F1シーズンもこれからと云う3月にタミヤの最新作であるSF70Hが発売された。
前作のレッドブルRB6のリリースは2012年、実に約6年ぶりのF1プラモデルのリリースとなった。

前作のフェラーリF1であるF60とはコード・ネームは10違いだが、実際に出走した年としては8年違い。F60は2009年出走のマシンであり、SF70Hは昨年、2017年出走のマシンである。気になって調べたところ、F60の60は"1950年F1参戦60周年"の60であり、SF70Hの70は"スクーデリア・フェラーリ創業70周年"の70であるらしい。



パーツはエンジンレスのキットながらも、154ものパーツで構成されている。これはタイレル6輪などの初期タミヤF1キットと同等のパーツ量である。前作のフェラーリF60は182パーツであった。



説明書きはホッチキスで綴じられており、うれしい。



カウルとシャーシがビス留め式であったり、サスペンションの差し込み穴が別パーツで用意されていたりと、タミヤの綺麗な完成品を手にしてほしいと云う祈りが込められている。



サイドポンツーンは非常に複雑な構成である。組んでいて何がどのパーツかわからない、F1模型を組んでいて初めての、不思議な感覚があった。



モノコックとギヤボックスは差し込んで繋ぐ構成となっており、リヤカウルもビス留め式となっている。タミヤの綺麗な完成品を手にしてほしいと云う祈りが、ここにも込められている。



ここを塗り分けるマスキング・シートが用意されているのはうれしい。



パーツを見ていこう。パーツはさらに薄さに磨きがかかっている。



突き出しピン痕はいつもながらに多いのだが、"背ビレ"の部分には突き出しピン痕がなく、ほッとした。



横綱 白鵬ばりの押し出しである。




アップライトはF60では無駄に内部までパーツ化されていたのだが、シンプルな部品構成となった。



デカールは残念ながらカルトグラフ社のものではない。余白部分が多いので丁寧にカットして貼りたい。



また、シートベルトはデカールのもののみがセットされている。ここはエッチングなり、プラ・パーツなりを入れて欲しかった部分である。



クリア・パーツもなく、テールランプはデカールによる再現である。
定価を5000円に抑える狙いがあったのかも知れぬが、少々残念な部分である。



バイク・キットでお馴染みのドライバーが付属。



タイヤもふっくらとした仕上がり。



製作開始。多少気になる部分はあるものの、タミヤの新作F1キットにニッパーを入れるのは無上の快感。