2018/03/19

TAMIYA 20068 フェラーリSF70H 製作 (2)

TAMIYA 20068 1/20 フェラーリSF70H 製作 (2)


-- タミヤF1プラモデルの車種選択についての考察 --

タミヤからF1プラモデルの新作がリリースされるにあたって、何故2017年チャンピオン・マシンである、メルセデスF1の『W08』ではないのかと思われたかたも多いことであろう。
併し、タミヤのリリース記録を見てゆくと、一種の法則めいたものが見えてくるのである。

その法則の始まりはタイヤがビス留め式から再びポリキャップ式となった初のキットである、97年リリースの『TAMIYA 20045 1/20 フェラーリ F310B』。このキットの次作は99年リリースのマクラーレン・メルセデスMP4-13である。

MP4-13の次の車種はフェラーリF1-2000、F2001であり、その次作は04年リリースのウイリアムズBMWFW24である。

また、次にリリースされた09年のフェラーリF60の次作は12年リリースのレッドブルRB6である。

つまり、田宮模型のF1プラモデル・リリース史を見てゆくと、フェラーリF1をリリースした数年後には非フェラーリのF1マシンがリリースされる確率が非常に高いと云う仮説が立てられるのである。
例が少なすぎてデータでも何んでもないのだが、筆者は数年後にメルセデスF1のマシンもきっとリリースしてくれるはずだと思っているのである。


-- カウル組み --

妄想も程々に製作に入る。カウルはできるだけ一体化する。速乾タミヤセメントで接着し、隙間はパテ埋めする。カウルのような研ぎ出し仕上げをするパーツは、合わせ目にいわゆる"ムニュ消し"を行うと、後にのヒケが出てくるので、しないようにしている。



資料を確認したが、以下4箇所の合わせ目は消した。

1



2



3



4



私はF1モデル第一のディテール・アップはスジボリだと思っているのだが、SF70Hはスジが多く、彫り直しに時間がかかった。
スジボリ工具はBMCタガネ0.2mm。

穴部分は0.5/0.25mmの『アドラーズネスト / ブラインドリベットヘッドSSS』を埋めるため、0.8/0.4mmの穴を開けた。



ガイアノーツT-01に一時間ほどランナーを漬けたが、染み出しは大丈夫に見えた。



パーツが黒いため、何も考えずにアンダートレイに接着していたが、このパーツは剥がしてカウルに付け直した。パーツを剥がすさいには、接着面にエナメル・シンナーを流すと剥がれやすい。