プラモデル・サーフェイサー論 2015
-- サーフェイサーとは --
当たり前ではあるが、サーフェイサーに限らず、製品の使用用途は製品の壜に記載されている。
GSI Creos社のMr.SURFACER1200には、"下地の目止め仕上げ塗料"、
Gaianotes社のSURFACER EVO blackには、"キメの細かい粒子でキズやすき間を埋めます"と書かれている。
私も、この"下地の目止めの為"、つまり、紙ヤスリ目の除去にサーフェイサーをエアブラシ吹きしている。
また、F1模型だとボディ・カウルに合わせ目がある場合もある。この場合、パテ類や瞬間接着剤で合わせ目を消しただけだと、プラスチックとパテとは素材が異なる為、合わせ目が完全に消えないケースが多い。
かような場合にサーフェイサーを吹かずに本塗装すると、細かな段差が表面の光沢にクッキリと出てしまう為、表面に合わせ目が存在する場合には、私は研ぎ出し仕上げをする時は、必ずサーフェイサーを一吹きし、すき間を埋めている。
何故わざわざ工程を増やしてまでサーフェイサーを使うのか、と云う疑問もインター・ネットでよく目にする。製作するプラモデルのジャンルにもよると思うのだが、私はガン・プラならまだしも、細かな部品の多い、F1プラモデルの場合は、紙ヤスリの番手を上げて仕上げるよりも、サーフェイサーを吹いて表面を整える方が容易に感じている。
また、"ホワイトサーフェイサーは上に吹き付けられた塗料の溶剤成分を吸って保持してしまう性質がある"と書かれたブログもあるのだが、サーフェイサーは色が違っても成分はほとんど同一であるらしい。※下記リンク参照
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<参照>
模型新思想大系
http://www.modelers-space.com/mmi/s2000a
より引用
"ところが入荷したのは「Mr.ホワイトサーフェイサー1000」。"
"これは話が違うと一旦受け取りを拒否して塗料店に待ったをかけ、メーカーに問い合わせて貰った所、4kgの荷姿で出せるのはこれだけだと言う。"
"色が白いのは構わないが、これがもし「Mr.ベースホワイト1000」の系統の製品だったらそれはこちらの目的には使えない。"
"あれは私の用途からすると粒子が粗すぎるので塗料としての性能が違っては困るのだ、と説明した所、「グンゼ産業に『Mr.サーフェイサー1000』として出荷しているのはこの白サフに黒を混ぜて着色しただけの物なので殆ど変わらないはず」とのメーカー側の回答にはビックリだった。 "
"通常の商品だったら返品もあり得るが、これは本来4kgでは出さない商品をわざわざ小分けして出荷した物なので返品はきかないと言う。"
引用終わり
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と云う事で、私はプラモデル製作の際はサーフェイサーを塗装している。
F1プラモデルの場合は、外装はGSIクレオス/サーフェイサー1200、内装は同社サーフェイサー1000を、
ミリタリーフィギュアの場合は、同サーフェイサー1000を用いている。
Amazonは模型用塗料の自社通販が無くなった為、インター・ネット・ショッピングの際、私はヨドバシ・ドットコムを利用している。