<製作メモ>
-- 工作 --
素組み。このキットはデカールもシルクスクリーンの上等な物が
同梱されていました。ただ、見ての通り版元が存分に適当で、
タイヤのグッドイヤーは斜体文字だし、青色の色味も「ガンダム・センチネル」
な青色、言い換えると「ミュージアムコレクション」謹製のデカールによくある
青色です。本当にデカールの質自体はシンナーにも強く、貼りやすいデカールなのですが。
-- 塗装 --
赤:Gaianotes 003 ブライトレッド
銀:Gaianotes Ex-07 EX-シルバー
透明(クリアー): GSI Creos GX100 スーパークリアーⅢ
表面が汚いのはぼくの研ぎ出し技術が未熟なせいです。GSICreosさまごめんなさい。
-- キットについて --
フジミの記念すべき第一作目。ぼくは確か2005年からF1模型を本格的に
作り始めたのですが、当時はF1の新作プラモデルは金輪際出ないといった空気感
がインターネットにはありました。
その閉塞感を破ったのが2007年発売のこのフジミの126c2でした。
当時は川原模型さんがブログでものすごい速さで完成品をつくったり、蛾洛汰堂さんが
とても詳細な製作上の注意点や考証を行っていたりインターネットでもたいへん活気がありました。
形がおかしい、「モグタン」の蔑称も"2ちゃんねる"でついたこのキットですが、
ぼくはフジミ模型社のF1キットの中では126シリーズの2種が
2012年現在でのフジミ最高傑作であると確信しております。
部品の合いは最高です。また、これは川原さんも書いていましたがエンジンが精密かつとても
組み易く作っていて本当に楽しいキットでした。
タミヤの80年代前半キットである Tamiya 20017 BT50 や Tamiya 20018 RE-30Bと比べても格段
に組みやすい。
外壁の形状が実車と異なるらしいですがぼくは気になりませんでした。
別売デカールを購める必要もなく、定価3500円はお買い得だと思います。
初心者の方にもおすすめ出来るキットです。