作業時間 12.0時間 計12.0時間
-- 素組み --
タミヤのB1bisにAlpine Miniatures/35082を組み合わせる。キット付属のフィギュアも、本馬幸雄氏が原型を担当されたと思われるものである。
タミヤ社の、箱を開けた時のワクワクする感覚、独特である。
歪みどころかヒケすら殆ど見られない、車体の一体パーツ。
2014年3月現在で、ミリタリーミニチュアシリーズ唯一の、貴重なスナップフィット式履帯である。
ものの10分で出来上がる。
裏面に押しピン痕があるが、構造的に殆ど見えず、パーティングラインも私見では気にならないので、
ゲート痕のある接地面の水ペーパーがけのみで仕上げた。
ランナーに収まる部品配置の美しさ。
写真を撮りながらプラモデルを組むのも、存外に面倒である。
上下の接合部分も、のりしろが大きく取られており、"バチピタ"に決まる。
確かに履板の縁は実車に比べて厚みはあるが、簡単に仕上がる素晴らしい製品だと思う。
確かにキット価格はタミヤＭＭシリーズにしては高めだが、チェーン付属、スナップフィット履帯でエッチングの金網も必要ないので、それほどまでに金はかからない。
実車のユニークな形が勝手に出来上がってゆく、組んでいて最高に愉快な製品である。
押しピン痕も少なく、処理も完成後に見える三箇所のみ行った。
流石にレジン製のものには及ばぬが、フィギュアもそのまま使える質の高いものである。
Alpine Miniatures/35082。本馬氏の特徴的な繊細な目許の造形は、レジンキットでなければ完全
に再現は出来ないものと思われる。
