EBBRO 20008 1/20 Tyrrell 002 British GP 製作 (4)
製作時間 11.0時間 + 19.5時間 計 30.5時間
-- サーフェイサー塗装 --
部品の目止め(紙ヤスリ目消し)の為、サーフェイサー塗装を行った。
クリアー・コートを行う部品は『サーフェイサー1200』、その他パーツは『サーフェイサー1000』を吹き付け、パーティング・ライン、ヒケ、合わせ目、ゲート痕、めくれ、紙ヤスリ目が無くなるまで、サーフェイサー吹きと表面処理を繰り返す。
サーフェイサーは、よく要不要論が語られるのだが、私は、粗目の紙ヤスリでパーティング・ライン、ヒケ、合わせ目、ゲート痕、めくれ等を整え、サーフェイサーで目止めを行った方が、体感的にモデルを早く仕上げる事が出来るように感じている。
吹き付けのタイミングについても、表面処理が大体六分、七分程の段階で一度吹きつけている。スチロール樹脂系のプラモデル接着剤で部品を接着し、合わせ目を消した部品については、一度サーフェイサーを吹き、その上で表面を均さぬと、仕上がらない様に感じている。
プラモデルは独特のプラスチック臭さがあるので、レジンやメタル・キットの方がよいと云う意見を目にしたことがあるのだが、なぜプラモデルがプラスチック臭さがあるのかと云うと、プラモデルには前述の、パーティング・ライン、ヒケ、合わせ目、ゲート痕、めくれ等が存在する為だと考えられる。つまり、パーティング・ライン、ヒケ、合わせ目、ゲート痕、めくれ等を適切に処理すれば、プラスチック臭さはなくなると私は考えている。
ミリタリー・モデルであれば、塗装面に強烈なエフェクトを加え、オモチャ臭さを消すことも容易に出来るのだが、一般的に塗装面を平滑、均一に仕上げるオート・モデルでは、丁寧に下地処理を行うのが、よいモデルを完成させる道だと私は考えている。