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昨年、フィギュアの顔の塗装手順についてブログ記事を書いたのだが、一年が経ち、私のフィギュアの塗装法にも若干の変化があり、説明不足であった点もあるので、
今夜は私のミリタリー・フィギュアのヘッド塗装手順、方法について紹介したい。
昨年の記事
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1/35 フィギュア塗装 ~ 顔・ヘッド篇 ~
http://mokeitojikan.blogspot.com/2014/05/135.html
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-- 塗装環境 --
私がフィギュア塗装に使用している道具は、筆、塗料に加え、
・卓上スタンド
・ティッシュ
・ペーパーパレット
・調色スティック
・スポイト
・円柱形の木製ブロック
を用いている。
最近では、顕微鏡を用いて超絶塗装を行うモデリストの方も多く居られるのだが、私はそこまでの技術、
根性が無い為、肉眼で、二、三時間で塗装を終えられる程度で塗装している。
筆は、タミヤ/タミヤモデリングブラシHG極細。
1/35フィギュアの顔塗装には、ジャストのサイズに感じている。
塗料はタミヤ・エナメル。肌色は基本的に画像の四色を混ぜて塗装する。
タミヤ・エナメルは、はみ出しても簡単に拭き取る事が出来るので、初心者の方にも御薦めである。
-- 1/35 ミリタリー・フィギュアの塗装手順--
所要時間、約2~3時間
(1)ヘッドは前回と同じく、Dragon 6333/アンブッシュ!東部戦線1944のものを用いた。
私見ではプラスチック製ミリタリーフィギュアの中でも最上級に出来の良いヘッドである。
先ずXF-15フラットフレッシュを全体にベタ塗りする。
(2)XF-15にXF-7で赤味を足した色を塗る。
塗装箇所は下のポンチ絵を参照頂きたい。
先ず、目、鼻、口、耳全体、頬、眉下、目許、人中、ゴルゴ線、法令線、アゴの下を塗装する。
(3)更にXF-7で赤味を足した色を塗装する。前の色の内側に面積を減らして塗る。
ポンチ絵の青色の部分である、目の内部、目許、鼻のふくらみ部分、口全体、耳の上半分、
ゴルゴ線、法令線、頬の上側、アゴの下を塗装。
(4) 次に、前の色に青を混ぜた陰色を塗装する。
先に塗装した色を、更に面積を減らして塗装する。殆ど線を引く程度の面積なので、状態のよい筆を用いる。
(5)次に目を描く。白目はデッキタン、黒目はミディアムブルー。
白目は目頭、目尻の赤い部分を残し、黒目は三白眼気味に塗装している。
(6)次にハイライトの明るい肌色を塗る。XF-15にフラットホワイトを半分ずつ混ぜた色を用いる。
ポンチ絵の青部分である、鼻筋、小鼻の中心、眉上、頬、耳の出ッ張り、法令線の上、口周り、アゴに塗る。
(7)最後にカーキ+フラットブラウンで眉と髪の毛を、フラットフレッシュ+フィールドグレーで青ヒゲを描き、顔の塗装が完成。
一年前に塗装した同ヘッド。塗装で表情はガラリと変わる。
今回使用した面相筆はこちら。