2015/10/31

TAMIYA 20044 ロータス25 コベントリークライマックス 製作 (7)

TAMIYA 20044 1/20 ロータス25 コベントリークライマックス 製作 (7)


作業時間 3.0時間 + 31.0時間  計 34.0時間



-- クリアー・コート --


カウルのクリアー・コートを行った。

使用した塗料は拙ブログお馴染みの『ガイアノーツ/EX-03 EXクリアー』。
他の模型用ラッカークリアーよりも格段に乾燥が早いのが特長である。
これを3.5倍(塗料1:シンナー(T-01)2.5)比率に希釈したものを、約10mlを一時間毎に4回吹き付けた。
つまり、クリアー・コートは一台当たり40ml(EXクリアーは16ml)近くを使用している。

オート・モデルの研ぎ出しの失敗の多くは、吹き付け量の少なさが原因であるように見受けられる。
ラッカー塗料は乾燥すると、シンナー分が抜けるので、ある程度たっぷりと吹き付けを行わないと、研ぎ出し可能なクリアー塗膜が形成されない。

従来の模型用ラッカー・シンナーだと、デカールのインクを溶かしたり、フチがヨレたりするアクシデントもあったのだが、私の場合は、EXクリアーとガイアノーツ/T-01シンナーの組み合わせにしてからは、かような失敗は少なくなった。




クリアー塗装のエアブラシは"アネスト岩田/HP-CR"を使用している。
アネスト岩田のエアブラシは吹き付けの性能がよく、カップ底の形状も清掃がし易い形になっている。また、ノズル径が0.5mmの国産エアブラシでは、最安の部類だと思われる。

因みに、手元の水抜きを追加し、雨の日でもエアブラシ塗装を行っている。

模型雑誌ではエアブラシの一本目はノズル径が0.3mmのものを推奨しているケースが多いのだが、オート・モデルを専門に製作すると云う方には、私は一本目から0.5mm径のものをオススメしたい。メタリック塗装にしても、クリアー塗装にしても、感覚的に塗装面が安定し易い。

この"HP-CR"は、定価では格段に安いのだが、最近ではアマゾンや家電量販店にて模型メーカー販売のエアブラシも烈しい値引きで売られており、当商品のマイナー・チェンジバージョンと思われる、"GSIクレオス/PS266 プロコンBOY LWA ダブルアクションタイプ 0.5mmノズル"と云う製品は、ニードルアジャスター付き、15mlカップと云う仕様で、両者のネット通販の最安値が2015年9月現在ヨドバシ・ドットコムで数百円差である云う事もお伝えしておきたい。

私の豚小屋の模型製作室は、工作机と塗装机を対に設置しており、工作机には、塗装パーツを一列に並べ、エアブラシを持ったままパーツを取り廻せるようにしている。
併し、パーツを取る際に腰にヘンな廻転がかかる為か、塗装の際には腰痛が頻発している。

机、イスは勿論、廉価なニトリ製のものである。




と云う訳で四回の塗装が完了。クリアー・コートの注意点としては、小さいパーツは厚みを稼ぎづらいので、気持ち多めに塗装した方が良い。




EXクリアーは箱買いし番号を振り、在庫を切らさない様にしている。


2015/10/29

TAMIYA 20044 ロータス25 コベントリークライマックス 製作 (6)

TAMIYA 20044 1/20 ロータス25 コベントリークライマックス 製作 (6)


作業時間 5.0時間 + 26.0時間  計 31.0時間



-- カウルの塗装 --


いよいよお楽しみのカウル塗装へと入る。
此度使用した塗料は、『GAIANOTES/ブリティッシュ・グリーン』
右側の4番は、以前に塗装したカウルである。

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プラモデルにおけるロータスF1・ブリティッシュ・グリーン塗装の塗料選択について
http://mokeitojikan.blogspot.com/2015/10/f1.html
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グリーンを塗装した後、塗膜を一層クリアーでコートし、一晩置き、デカール貼りへと入る。




-- デカール貼り --


デカールは別売の、『エッフェ・アルテフィーチェ/FE-0018 1/20 ロータス25用 リペイントデカール(T社対応)』を貼り込んだ。
税抜で1050円するが、純正デカールとの発色の差は歴然である。




ゼッケン・ナンバーは8を選択。以前に途中まで製作したカウルは4番を貼ったのだが、同じものを貼っても面白味に欠けるので、左右対称の8をチョイスした。




デカールが乾燥次第、Mr.マークソフターを上から塗布し、デカールを密着させる。
乾いた後に水道の水で洗う。




更に一晩自然乾燥させ、クリアー・コートに入る。


2015/10/28

エアブラシの洗浄、トラブル、分解、メンテナンスについての覚書(編集中)

-- エアブラシの洗浄、トラブル、分解、メンテナンスについての覚書 --



・エアブラシから空気、塗料が出ない
ニードル・キャップの穴を洗浄する。ノズルをきつく締めたり、ニードルを強く押し込んでも解決しないので、絶対にやめる。


・ボタンの動きが鈍い
ボタンを取り外し、押し込みの棒部分にエアブラシ用グリスを塗る。


・吹き付けの際にヘンな音がする
ノズルにごみが詰まっている場合があるので、分解洗浄する。


・冬場にホコリがつきやすい
部屋の湿度の問題なので、加湿器等で湿度を上げてから塗装する。


・カップにメタリック粒子が残る
一度サーフェイサーを吹くと、こびりついたメタリック粒子が取れやすいらしい。万全を期すなら複数本を使い分ける事だろう。


・塗料のミストが汚い
Mr.リニア・コンプレッサーL5等の低圧コンプレッサーを使用している場合は、空気圧が低めなので、各メーカー推奨の希釈濃度よりも、さらに薄めにすると良い。


・エアブラシのノズル径選択
オート・モデル専門の方は、一本目からノズル径0.5mmを御薦めしたい。リニアコンプレッサーL5でも問題なく塗装できる。


・ニードルの取り外しがしづらい
『TAMIYA/74550 スプレーワーク エアーブラシ用クリーニングブラシ 極細』を用いて、ニードルの通り道を洗浄する。




-- 筆者のエア・ブラシ環境 --

ピースコン
アネスト岩田 HP-CR(0.5mm) ソリッド・カラー用
アネスト岩田 HP-CR(0.5mm) クリアー・コート用
アネスト岩田 HP-CP(0.3mm) メタリック・カラー用
グンゼ産業(現GSIクレオス) PS-264(0.3mm) その他用 の計四本
『Mr.ワンタッチマックジョイント』で着脱している。





コンプレッサー
グンゼ産業(現GSIクレオス) Mr.リニアコンプレッサーL5 15年以上使っているが故障知らず


水抜き
L5標準の水抜きに『GSIクレオス/ドレン&ダストキャッチャー』を追加装備。雨の日でも"カブらず"に問題なく塗装出来る。


塗装ブース
タミヤ 74521 スプレーワーク・ペインティングブース



プラモデルにおけるロータスF1・ブリティッシュ・グリーン塗装の塗料選択について

プラモデルにおけるロータスF1・ブリティッシュ・グリーン塗装の塗料選択について



ロータスF1のブリティッシュ・グリーン専用色と思われる、プラモデル塗料は、私の知る限りでは二つあり、一つは、TAMIYA/85043 タミヤカラ―スプレー TS43 レーシンググリーンであり、もう一つが、GAIANOTES/ブリティッシュ・グリーンである。
タミヤ・スプレーのレーシング・グリーンは、同社の1/20ロータス102Bの発売と共にリリースされた製品であるが、ガイアノーツのブリティッシュ・グリーンは、若干濃いめではあるものの、その色調に近い。

タミヤ・スプレーは、その名の通り缶スプレー塗料であり、ガイアノーツのブリティッシュ・グリーンも限定色であり、使い勝手や入手に難があるので、模型メーカーにはレギュラー商品のリリースを期待したいところだ。



左から、ガイアノーツ/ブリティッシュグリーン塗装、フィニッシャーズ/ピュアグリーン塗装、無塗装のカウル画像。




どちらも白が混ざっていない、発色のいいカラーである。
現在は、ガイアノーツ、クレオス両社から純色セットと云う便利な製品もリリースされているので、手間ではあるが混色で色をつくると云うのも良いだろう。




以前、タミヤカラ―スプレー TS43 レーシンググリーンを用いて塗装した、ロータス102B。


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Tamiya 20030 ロータス タイプ102B
http://mokeitojikan.blogspot.com/2014/05/tamiya-120-20030-102b.html
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2015/10/26

TAMIYA 20044 ロータス25 コベントリークライマックス 製作 (5)

TAMIYA 20044 1/20 ロータス25 コベントリークライマックス 製作 (5)


作業時間 4.0時間 + 22.0時間  計 26.0時間



-- 部品の塗装 --


ひたすらにマスキングとエアブラシを繰り返し、細かな部品の塗装が完了。
基本的には、マスキングのしやすさを優先し、塗装の順序を決めている。例えば、ディスク・ブレーキの部品は、"ディスク"を塗装してからマスキングをし、"ブレーキ"を塗装する。




いよいよお楽しみのカウル塗装に入る。

が、その前に、『TAMIYA/74550 スプレーワーク エアーブラシ用クリーニングブラシ 極細』や、綿棒を用いて、エアブラシを徹底的に洗浄する。カウルに余計な塗料が付着しては、台無しである。

『TAMIYA/74550 スプレーワーク エアーブラシ用クリーニングブラシ 極細』は、今まで模型メーカーからリリースされていなかったのが不思議な位に、エアブラシの洗浄に必要な製品であると思う。
ニードルの動きが鈍くなったり、塗料の出が悪くなってきた時は、一度コイツでゴシゴシとすると、解決するケースが多い。




2015/10/25

TAMIYA 20044 ロータス25 コベントリークライマックス 製作 (4)

TAMIYA 20044 1/20 ロータス25 コベントリークライマックス 製作 (4)


作業時間 2.5時間 + 19.5時間  計 22.0時間



-- マスキング・テープ&エア・ブラシ --


部品の本塗装に入る前に、塗装の順序や、塗装する塗料を決めておく。
資料が手許になかったため、内部の塗装は、『月刊モデルグラフィックスVol.158』坂西章氏の作例を参考にした。

模型を見ながら模型を塗ると云うのは、出来れば避けたいと思っているのだが。




根が真面目に出来てるオタクなので、銀を塗る際は下地に黒を敷いてから塗装する。




塗ってはマスキングを繰り返す。初めから切れ込みが入っているマスキング・シートは手放せない。




塗って出来た順に箱に入れてゆく。残りのパーツが減ってゆく達成感を味わえる。




まだまだマスキングとエアブラシが続く。

2015/10/21

TAMIYAペイント・マーカーのX11とX12について

-- TAMIYAペイント・マーカーのX11とX12について --



TAMIYA/89011 X11クロームシルバーと、TAMIYA/89012 X12ゴールドリーフはそれぞれタミヤ・エナメル溶剤に互換性があるのだが、塗料はエナメル壜のものよりも金属粒子が細かく、輝きが強い印象を受けるので、重宝している。また、中身をかき混ぜる必要がなく、マーカーを振って塗料を調整出来るので、楽である。
個人的には、タミヤ・エナメルの全色をペイント・マーカーでリリースして欲しいと願っている。




F1プラモデルの塗装でも、ボルトのアタマにペイント・マーカーの銀をのせると、輝きが違う。




銀の"ドライ・ブラシ"にも役立つ。



2015/10/20

TAMIYA 20044 ロータス25 コベントリークライマックス 製作 (3)

TAMIYA 20044 1/20 ロータス25 コベントリークライマックス 製作 (3)


作業時間 10.5時間 + 9.0時間  計 19.5時間



-- 部品の下拵え --


引き続き部品の処理を行った。
私の場合は、大体八割方処理が終わったら、一度サーフェイサーを吹いてしまい、状態を確かめてから再度ヤスリ、パテ処理を行っている。サーフェイサー吹きが、一度で済むことは稀で、二度三度行わないと綺麗に仕上がらぬので、この方が結果的に早く仕上がるように感じている。
カウルはMrサーフェイサー1200、その他は1000を吹いている。




棒状のパーツはパーティング・ラインや、突き出しピン痕を消すのが大変なのだが、こう云った部分を丁寧に整形する事が、よいオート・モデルを完成させる唯一の道だと感じている。




ひとつひとつ丁寧に整形する事で、部品に愛着が湧いてくる。




細かいパーツが多く、存外に下処理が大変で、更新に時間がかかってしまった。




カウルのリベットはすべて削り落とした。




サーフェイサー吹き後の処理は、#600タミヤ水ペーパーと、3M/スポンジ研磨材"ウルトラ・ファイン"#800~#1000を用いている。この製品なしでの模型製作は考えられない程に、重宝している。



2015/10/19

EBBRO 20014 McLAREN HONDA MP4-30 Middle Season 製作 (0)

EBBRO 20014 1/20 McLAREN HONDA MP4-30 Middle Season 製作 (0)



-- エブロのMP4-30 --


来月11月に発売予定のエブロのMP4-30の予約が、各種大手インター・ネット通販サイトでも開始となった。エブロのブログを見たところ、出来は良さそうなので、拙ブログでも、早組みの敢行を予定している。
此度は、製作の決意表明と云う事で、ブログを更新さして頂いた。

成績は残念な事になっているが、外観は非常に格好の良いマシンなので、発売が楽しみである。

勿論、現在製作中のロータス25も、こちらの発売までには完成させる予定だ。


MP4-30は、今年のホビー・ショーでも、試作品の展示があった。
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2015 第54回静岡ホビーショー ~企業新製品ブース篇~ (1) EBBRO
http://mokeitojikan.blogspot.com/2015/05/2015-54-1-ebbro.html
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EBBROスタッフブログ

Mclaren Honda MP4-30 test shot (PLASTIC KIT)
http://ameblo.jp/ebr1998/entry-12073098919.html

McLaren Honda MP4-30 試作品(PLASTIC KIT)
http://ameblo.jp/ebr1998/entry-12075731557.html

McLaren Honda MP4-30 (PLASTIC MODEL)
http://ameblo.jp/ebr1998/entry-12076842106.html
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通販サイトの値段は日によって変動するのだが、私は最安であったジョーシンWEBで予約した。
私はプラモデルは、アマゾン、ヨドバシ、ジョーシンの三つで"相見積もり"を取り、購めている。

2015/10/16

TAMIYA 20023 フェラーリF189前期型 <完成>

TAMIYA 20023 1/20 フェラーリF189前期型 <完成>



<総製作時間 不明>



<製作期間> 2007年頃



<製作メモ>


-工作-

素組み。お蕎麦は"もり"が一番素材を味わえるのである。



-塗装-

カウルはグンゼ(現GSIクレオス)/スーパー・イタリアン・レッドを塗装した。
クリアー塗料はグンゼの初代スーパークリアーを使用した。
内装部品はタミヤ・アクリルの指定色を用いた。


-キットについて-

タミヤのF189は前期、後期問わず、赤一色のカウルと、シンプルなフォルムから、全F1プラモデルの中でも、最も簡単に完成まで持ってゆく事の出来るキットだと思う。F1のプラモデルをつくってみたいと云う方は、当キットを御薦めしたい。


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2015/10/14

TAMIYA 20029 ブラウン ティレル ホンダ 020 <完成>

TAMIYA 20029 1/20 ブラウン ティレル ホンダ 020 <完成>



<総製作時間 不明>



<製作期間> 2007年頃



<製作メモ>


-工作-

素組み。お蕎麦は"もり"が一番素材を味わえるのである。



-塗装-

カウルはグンゼ(現GSIクレオス)/のシルバーとガンメタルを混ぜて塗装した。
クリアー塗料はグンゼの初代スーパークリアーを使用した。
内装部品はタミヤ・アクリルの指定色を用いた。


-キットについて-

YAMADA電機で購めた。何んとピレリ・タイヤは、当キット専用に開発された新金型である。
ブラウンのシェーバーなカラーリングが、特徴的なアンヘドラルウイングと相まって、実に電気カミソリなマシンで格好が良い。
ご存知中嶋悟氏がドライヴしたマシンである。
2015年10月現在、定価税抜1500円と、非常に廉く買えるキットである。


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2015/10/12

TAMIYA 20036 ベネトン フォードB192 <完成>

TAMIYA 20036 1/20 ベネトン フォードB192 <完成>



<総製作時間 不明>



<製作期間> 2007年頃



<製作メモ>


-工作-

素組み。私がF1プラモデルをつくりはじめて、三作目の完成キットである。



-塗装-

カウルはグンゼ(現GSIクレオス)/C329 イエローFS13538、C64 ルマングリーンを塗装した記憶がある。
クリアー塗料はグンゼの初代スーパークリアーを使用した。
内装部品はタミヤ・アクリルの指定色を用いた。


-キットについて-

YAMADA電機で購めた。F1キットも、2000年以降は、赤いクルマと、紅白のクルマばかりがリリースされているのだが、私は色々なカラーリングのマシンを楽しみたいと考えている。
当キットはセナ・ブーム期にリリースされたキットで、部品点数も少なく組み立てやすい、私が最も好きな時期のF1タミヤ・キットである。


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TAMIYA 20048 フェラーリ F1-2000 <完成>

TAMIYA 20048 1/20 フェラーリ F1-2000 <完成>



<総製作時間 不明>



<製作期間> 2006年頃



<製作メモ>


-工作-

素組み。私がF1プラモデルをつくりはじめて、二作目の完成キットである。



-塗装-

カウルはタミヤ・スプレー/TS-49 ブライトレッドをベランダで吹き付け塗装した。
クリアー塗料はタミヤ・アクリルのクリアーを使用した。
内装部品はタミヤ・アクリルの指定色を用いた。


-キットについて-

YAMADA電機で購めた。タミヤから2000年にリリースされたキットなので、部品の合いは完璧の一言。
現在と違い、学生時代、部屋に塗装ブースなぞもなく、ベランダで缶スプレー塗装を敢行したり、おフロにエアブラシ・セットを引ッ張り込んで塗装したりすると云った環境で仕上げたものだが、つくっていて非常に楽しかった思い出のあるキットである。


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